リーグ戦が再開した1月22日、初戦のPSVアイントホーヘン戦に1-1で引き分けた後、ユトレヒトはアウェイが2戦続きました。先ず1月28日(土)のSCヘーレンフェーン戦、高木善朗選手は通算4試合目の先発、前半は左サイドで、後半はトップ下でプレーしたようですが、試合は0-2で敗戦。翌週の2月5日(日)はアヤックス戦、ホームで6-2と圧勝した相手にアウェイでも2-0と快勝したのですが、残念ながら高木選手の出場機会はありませんでした。で、3週間振りにホームに帰ってきた2月12日(日)は、ADOデン・ハーグ戦です。勝ち点21で15位のユトレヒト、連勝で中位に上がりたいところ。
![]() 2月3日(金)には、オランダでこの冬初めて、まとまった雪が降りました。その後、降雪はなかったものの、氷点下の気温が続いたこともあって、ハルヘンワールトでも未だ雪が残っています。ちなみにスタジアムに向かう時の気温はマイナス3度でしたが、これでも前日よりは5度高かったのです。ま、月曜日以降はプラスの気温になるという予報にもなっており、寒さも一段落、という期待が持てます(と思ったのですが、帰り道ではまた雪になってしまったので、余り当てにはならないかも)。 ![]() この日の先発は、GKがフェルナンデス、DFが左からブルトハイス、ヴァイテンス、スフット、ファン・デル・マーレル、MFが高木、カリ、スナイデル、デュプラン、FWがゲルントとデムージュ。控えはGKのクミンス、DFのズッロ、マルキンス、ファン・デル・ホールン、MFのファン・デル・フン、リリパリ、FWがフェルトヴァイク。このうち、22番をつけたフンは出戻り組で、1979年5月生まれの32歳。2006/07年から3シーズンにわたってユトレヒトに所属し、52試合で17ゴールを上げた後、2009年夏にウェールズのスウォンジー・シティに移籍、以後2シーズンで35試合3ゴールの成績でした。しかし、2011年夏にスウォンジーにリリースされ、浪人中だったところ、1月31日に半年の契約でユトレヒトに復帰したばかりです。 出だしはユトレヒトのペース、ホームの大歓声を背に主導権を握ります。最初のシュートは4分、ファン・デル・マーレルの右スローインからカリのミドルでしたが、これは大きく枠を外れました。6分には高木の展開からゲルントの左クロスに正面でデムージュのヘディングでしたが、これは相手GKのスーパーセーブに合います。12分にはカリのバックパスを相手に取られてピンチを招いたものの、シュートはフェルナンデスが足でクリアして事なきを得ました。その後、高木がロングボールに反応し、隣のおじさんも「ヨシアキ!」と叫びますが(ちなみに、背番号の上の名前表記も”YOSHIAKI”です)、惜しくも相手GKが先にキャッチ、それでもサポーターの拍手を浴びています。15分には相手PA内で倒されたのには笛はなく、大ブーイング。まあ、確かにこれはボールに行っていたような気はしますが。 ユトレヒトは186cmのゲルントと189cmのデムージュのツインタワーにボールを当ててくるシンプルな攻撃。一方、ハーグの方は両サイドの裏を狙ってきますが、なかなか繋がらず。で、均衡が破れたのは30分、最終ラインのスフットからのロングボールをゲルントが頭ですらして後方へ、これを収めたデムージュが出てきたGKをかわしてゴールに流し込みました。1-0とユトレヒトが先制です。39分にはハーグにPA手前右手でFKを与えてしまいますが、壁に当たって高く上がったボールを高木がオーバーヘッドキックでクリアして、盛大な拍手を受けます。しかし43分、ハーグの右クロスをファーポストでファン・デル・マーレルがヘディングでクリアしようとしたところ、頭上高く上がったボールを見失い、クリアしきれずに混戦となった結果、最後は相手の左MFのイメルスのミドルシュートが決まってあっさり同点に追いつかれてしまいました。そのまま1-1で折り返しです。 ![]() 後半に入った51分、GKのフェルナンデスのキックが直接相手に渡ってピンチを招きますが、これを繋いでのシュートは左ポスト外に外れました。前回のホームではやや頼りない感のあったフェルナンデス、この日のキックはまずまず安定していたと思ったのですが、危ないところでした。56分には高木が中盤で華麗な足技を披露してボールをキープしてから前線に出し、またまた拍手を浴びていました。しかし、全体としてユトレヒトはボールをキープできず、相手の攻撃をクリアしてもその後が拾えずに攻撃に繋げられず、ペースが掴めません。 59分にはロングボールをゲルントが相手GKと競り、GKがキャッチした後に勢い余って接触します。遠めには大した衝突ではなかったように見えたのですが、これで倒れたハーグのGKカウティーニョは交代の合図、61分に控えGKのズウィンケルが入りました。更に64分にはCBのホルヴァートも太ももの裏辺りを傷めたらしく立ち上がれなくなり、66分にヌトコが入りました。その66分には高木が中盤で相手ボールをカットしてから左に展開、しかしゲルントのクロスは相手DFに当たってからGKがキャッチ、ユトレヒト側は相手ハンドを主張しますが容れられず。67分にはスナイデルの右CKから惜しい場面があった後、69分にはデムージュの右クロスをゲルントが落とし、そこにいたのは高木でしたが、このシュートはふかしてしまい、ボールはクロスバーのはるか上、チャンスを逸しました。72分にはデュプランの右クロスにファーポストで169cmの高木がヘディングを見せ、ポストの左に外れたものの、場内は大きくどよめきました。ところが73分、高木に代わって出戻りのフンが登場、場内からは大きな拍手で送られましたが、高木の活躍でリズムが戻りつつあっただけに、残念なタイミングでした。試合の流れを見ながらというよりは、予定されていた交代だったのかも知れません。 79分にはゲルントとハーグのヴィチェントが接触、両方とも倒れます。ゲルントの方は起き上がれたのですが、ヴィチェントはそのまま担架で運ばれ、スモラレクに交代、結局、この日のハーグの交代は全て負傷退場でした。83分には再びゲルントが繋いだボールにPA内右手で抜け出したように見えたデムージュでしたが、シュートはやや当たり損ねでGKの手に当たって左ポストの外。スナイデルの左CKも相手GKがキャッチします。何しろ3人も負傷交代が出たお陰でロスタイムは7分でしたが、結局どちらも決めきれず、1-1で引き分けに終わりました。15位だったユトレヒトは勝ち点を一つ重ねて22で14位、まあ入れ替え戦圏内のVVVフェンローとは勝ち点差6があるものの、ホームだけに勝ちたかったところ、ましてや次節の相手は2位のAZアルクマール・・・。ちなみにまたホームです。
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